理学療法のご案内
当院では地域にお住まいの皆さんがいつまでも健やかに、自分らしく動ける体を維持できるよう、2026年4月より2名の理学療法士を迎え、院内での専門的な理学療法(リハビリテーション)を開始しております。理学療法は、医師による的確な診断に基づき、国家資格を持つ理学療法士が患者さん一人ひとりの身体の状態や生活スタイルに合わせたオーダーメイドの治療プログラムを提供するものです。痛みを取り除くだけでなく、筋力の回復や動作の改善を目指し、医師と理学療法士が密に連携して皆さんの回復を全力でサポートしてまいります。
これまで当院では難しかったより踏み込んだ運動器のケアが可能になりますので、肩や腰の痛み、怪我の後遺症などでお悩みの方はぜひご相談ください。
理学療法について
理学療法とは、病気や怪我、加齢などによって運動機能が低下した状態にある患者さんに対し、運動や物理的な手段を用いて、その機能を回復・維持させる治療法です。当院では、主に以下のようなアプローチを組み合わせて、患者さんの「健康」への思いに寄り添っていきます。
徒手療法
理学療法士の手を使った治療手技で、関節の動きを引き出す関節モビライゼーションや軟部組織リリース、徒手的伸長運動や抵抗運動といった手技が代表的です。習熟した理学療法士が行うことで痛みや動きの悪さの根本的な原因を治療することができます。
運動療法
運動療法は、理学療法の中心となる治療法です。理学療法士の指導のもと、ストレッチや筋力トレーニングなどを行い、関節の動く範囲を広げたり、衰えてしまった筋肉を鍛え直したりします。ただ体を動かすのではなく、体の構造を熟知した専門家が、患者さんの痛みの原因となっている動きの癖を修正し、正しい体の使い方を身につけていただけるようサポートします。これにより、再発を予防し、日常生活での動作をスムーズにすることを目指します。
物理療法
物理療法は、電気や熱、水、光などの物理的なエネルギーを利用して、痛みの緩和や血行の改善を促す治療法です。運動療法を行う前段階として、痛みが強くて体が動かせない場合に、筋肉をリラックスさせたり炎症を抑えたりする目的で併用することがあります。当院では患者さんの症状に合わせ、適切な機器を選択して治療を行います。
理学療法の対象となる主な症状や疾患
私たちのクリニックでは、幅広い整形外科疾患に対して理学療法を提供しています。一例として、以下のようなお悩みをお持ちの方が対象となります。
- 肩の痛み(五十肩、肩腱板断裂など)
- 変形性関節症(膝や股関節の痛み)
- 腰痛症(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など)
- 骨折後の機能回復
- スポーツ外傷・スポーツ障害(捻挫、肉離れ、野球肩など)
当院でおこなっている理学療法について
当院での理学療法は、単なるマッサージや電気治療ではありません。私たちは、習熟した医師による診察やMRI・CTといった専門的な設備を駆使した正確な診断に基づき、「医学的な根拠のあるリハビリテーション」を心がけています。患者さんが一日でも早く元の生活に戻れるよう、以下のような体制で診療にあたります。
多職種連携によるオーダーメイドの治療計画
当院の大きな特徴は、医師、看護師、理学療法士がチームとなって一人の患者さんに向き合うことです。初診時の診察結果やMRI、CTなどの画像データをもとに、多職種でカンファレンス(検討会)を実施します。定期的に「治療の効果は出ているか」「さらに良い方法はないか」を話し合い、必要に応じてプログラムを柔軟に見直していきます。多角的な視点から治療を進めることで、より質の高いリハビリを提供できると考えています。
理学療法士2名による専門的な指導
2026年4月からは、経験豊かな理学療法士2名が常駐します。マンツーマンで治療や指導を行うため、その場で疑問を解消しながら、安心してリハビリに取り組んでいただけます。
予約制と当日対応の柔軟さ
理学療法は予約制を基本としており、お待たせすることなくスムーズに受診していただけます。一方で、「一刻も早くリハビリを受けたい」という患者さんの声にもできる限りお応えしたいと考えています。予約枠に空きがある場合は、診察当日にそのままリハビリを開始することも可能です。忙しい毎日を送る皆さんの生活リズムに合わせ、通いやすい環境を整えています。
専門的な診断機器との連携
当院には、MRIやCT、精密な骨密度測定装置など、個人のクリニックでは珍しい診断機器が揃っています。理学療法を開始する前に、痛みの原因が骨にあるのか、筋肉や腱にあるのか、あるいは神経にあるのかを正確に評価します。この「正確な評価」があるからこそ、リハビリチームは医学的な根拠をもって最適なリハビリメニューを構築できるのです。
料金について
理学療法は、基本的に公的医療保険が適用されます。負担割合によって異なりますが、一般的な費用の目安は以下の通りです。正確な金額は、実施する内容や時間、再診料などによって変動しますので、窓口でもお気軽にお尋ねください。
| 項目 | 負担割合 | 目安料金 |
|---|---|---|
| 運動器リハビリテーション(2単位40分) | 3割負担 | 約1,100円 |
| 運動器リハビリテーション(2単位40分) | 1割負担 | 約350円 |
※初診料、再診料、処方箋料、その他の検査費用は別途かかります。リハビリの実施単位数(時間)によっても料金は変わります。
理学療法についてのよくある質問
Q1. どんな服装で行けばいいですか?
A1. 膝や肩を動かしたり、軽い運動を行ったりしますので、動きやすい服装でお越しください。特に膝のリハビリの場合は、膝上までまくり上げやすいズボンや、ハーフパンツなどを着用していただくとスムーズです。
Q2. 1回のリハビリにはどのくらいの時間がかかりますか?
A2. 症状や内容によって異なりますが、通常は1単位(20分)から2単位(40分)程度の時間をかけて行います。これに加えて、診察や検査、お会計を含めると、全体で1~1.5時間程度を見込んでいただければと思います。
Q3. どのくらいの期間通う必要がありますか?
A3. 症状の程度や回復のペースには個人差があるため、一概には言えません。数回で終了できる方もいれば、数ヶ月かけてじっくりと機能回復を図る方もいらっしゃいます。当院では定期的に医師と理学療法士が評価を行い、継続の必要性や目標について患者さんと共有しながら進めていきます。
Q4. 接骨院や整骨院のリハビリとは何が違うのですか?
A4. 医療機関(整形外科)での理学療法は、医師の指示のもとで行われる「医療行為」です。医師が必要と判断した場合、急性期のけがだけでなく、慢性的な腰痛や肩の痛みなども健康保険の適応となります。当院ではMRIやCTによる医学的な診断に基づき、理学療法士が治療を行います。診断から治療まで一貫して行うことができ、必要に応じて痛み止めの処方や注射などの治療とリハビリを組み合わせることができるのが強みです。
Q5. スポーツをしている学生でも受けられますか?
A5. もちろんです。スポーツ外傷や障害は、単に休ませるだけでなく、再発の予防と無理のない競技復帰計画が重要です。当院では、競技への復帰だけでなく、怪我をしにくい体作りを目指したリハビリを行います。
